【2025年最新版】ガラス修理の適正価格は?2〜6万円の噂は本当か
注意喚起
【更新日:2025年7月29日】
「ガラス修理は2〜6万円が相場」と書かれた記事をネットで見たことはありませんか?
しかし実際の現場では、この価格だけで収まるケースはごく一部に限られます。
この記事では、2025年版の最新価格相場、価格が高くなる理由、失敗しない業者選びのコツをわかりやすく解説します。
なぜ「2〜6万円相場」が誤解を招くのか
一枚ガラスの時代はもう終わっている
ネット上の記事の多くは、築30年以上の住宅に使われていた「一枚ガラス」を前提とした価格表を掲載しており、現在の実情とは大きな乖離があります。
2000年以降に建てられた住宅では、複層ガラス(ペアガラス)や防犯ガラスが標準仕様になっており、一枚ガラスと比べて製造・交換コストが高いのが現状です。 このため、2〜6万円の価格帯で対応できるケースはごくわずかです。
さらに、防火地域では網入りガラス、2階のベランダ窓ガラスでは従来のように上下で透明ガラスとくもりガラスに分かれていない「一枚もの」が主流となっています。 これによりガラス自体が重くなるため、2名での作業が必要になるケースがほとんどです。
特に神奈川県の場合、人件費の相場は1人あたり2〜3万円前後となっており、2階での施工では人件費だけでも4万円からというのが現実的な目安になります。
2025年版・ガラス修理の適正価格
最近の住宅に多いサイズ
現在の一般的な住宅でよく使用される寸法は、幅90cm × 高さ200cm程度です。 このサイズを基準に、複層ガラスの修理・交換にかかる適正価格を整理します。
✅ 複層(ペア)ガラス【非防火タイプ/ワイヤーなし】
• ガラス本体:40,000〜80,000円
• 施工費:20,000〜30,000円
• 合計:60,000〜110,000円
ただし、最近の住宅では「完成品サッシ」と呼ばれる、窓枠とガラスが一体になった製品が多く採用されています。 密閉性能の確保のため、ガラス単体では販売されず、サッシごと交換になるケースもあり、その場合は追加で40,000〜80,000円が発生します。
サッシ交換込みの合計:100,000〜190,000円(最大220,000円程度)
また、2階以上や重量のある窓の場合、2名での作業が必要になるため、別途人件費として20,000〜30,000円追加されることがあります。
✅ 防火複層(ペア)ガラス【防火タイプ/ワイヤー入り】
• ガラス本体:60,000〜120,000円
• 施工費:20,000〜30,000円
• 合計:80,000〜150,000円
防火窓の場合、消防法によりガラス単体の交換ができず、防火仕様のサッシごと交換が必要になるケースがあります。 防火サッシの価格は60,000〜140,000円と幅があり、窓のグレードによってはさらに高額になることもあります。
サッシ交換込みの合計:140,000〜290,000円(最大320,000円程度)
2階・高所・重量窓では、こちらも追加人件費 20,000〜30,000円が発生するケースがあります。
✅ 窓枠の仕様による価格差
窓枠(サッシ)の種類によっても費用は大きく変わります。
• 通常のアルミサッシ
• 防火仕様のアルミ枠
• 防音仕様のアルミ枠
• アルミの強度+室内側は樹脂を使用したハイブリッド窓
• 断熱性の高い樹脂窓
• トリプルガラス仕様の樹脂窓
• 真空ガラスを使ったハイブリッド窓
これらの特殊仕様は製品価格が高く、上記の相場を超える見積もりでも適正価格である場合が多いため、金額だけで判断するのは危険です。
✅ その他の追加費用が発生するケース
• 屋根の天窓など、脚立や足場を使用する高所作業
• ガラスの重量が重く、3名体制での施工が必要になる場合
• 特殊形状の窓やオーダーメイドの複層ガラス
💡 まとめ
ネット上では築30年以上の住宅向け「一枚ガラス」を前提とした価格(2〜6万円)が多く掲載されていますが、現在の複層ガラスや防火ガラスでは現実的ではありません。 2000年以降の住宅では複層・防犯ガラスが標準であり、人件費・サッシ交換・窓枠仕様などを考慮すると、
• 非防火タイプ:60,000〜220,000円
• 防火タイプ:80,000〜320,000円
が2025年時点の神奈川県における適正価格の目安です。
安い広告の“カラクリ”
「ガラス交換 2,980円〜」という広告を見たことはありませんか?
実はこの価格、多くの場合 材料費の最安値だけを切り取った金額です。施工費・出張費・安全対策費用などは別途請求され、現地で初めて「実際は〇万円かかります」と言われるケースが後を絶ちません。
特に次の費用が後から追加されることがあります。
⚠️後から追加されやすい費用の例
• 劣化によるガラス周りゴム交換
• コーキング(シーリング)作業費用
• 搬入・設置時の安全対策費用
• 足場や脚立の使用に伴う追加料金
• 現地調査
• サイズ確認費
• 高所作業時の追加人件費
• サッシ調整を伴う技術料
「2,980円だと思って電話したのに、実際には電話口で“そのガラス修理だと2万円ほど”と言われ、そのままお願いしたら現地で10倍以上の費用になった…」 このように困惑されたお客様からの相談が、当社には毎月寄せられているのが現状です。
なぜ「安い」と思わせる広告が出せるのか?
神奈川県で「ガラス修理」の広告を配信すると、
• 1件あたり数千円〜数万円の広告費が発生
• 月単位では数十万円〜百万円単位の広告費になるケースもあります。
さらに、有名人を起用した広告では、毎月数十万円から数百万円規模のサブスク契約がかかっていることも珍しくありません。
これを知った上で考えてみてください。
そんなに広告費をかけながら、本当に広告に記載されている「2,980円」でガラス修理ができるでしょうか?
答えは NO です。
問題なのは広告の存在ではなく、広告に記載された“安い価格”でお客様に安いと思わせ、依頼を誘導して現地で高額請求するというカラクリです。 だからこそ、こうした事実を知り、費用の内訳が明確で適正価格を提示してくれる業者を選ぶことが大切です。
適正価格で依頼するためのポイント💡
✅見積もりに「追加費用」が含まれているか確認
→ 施工費だけでなく、出張費・処分費・人件費などが全て含まれているかをチェック。
✅安全対策費用(高所作業・搬入費)の明記があるか
→ 特に2階以上や重量のある窓は追加費用がかかるため、事前に明記されているか確認。
✅地元の自社施工業者かどうか
→ 完全自社施工か、外注(提携会社)なのかで費用と対応スピードが変わる場合があります。
✅現地調査が無料かどうか
→ 無料調査であれば追加費用の発生を防ぎやすく、料金の透明性も高くなります。
FAQ:ガラス修理のよくある質問
Q1:ガラス修理の見積もりは無料ですか?
A:多くの業者が無料見積もりに対応していますが、遠方出張や特殊作業が必要な場合は費用が発生することもあります。
Q2:即日対応は可能ですか?
A:フロートガラスなら即日対応可能な場合がありますが、複層ガラスや防犯ガラスはオーダーメイド製作のため数日〜1週間程度かかることがあります。
Q3:安全対策費用はなぜ必要なのですか?
A:高所作業や大型ガラスの搬入には、2名以上の作業員・足場・搬入用機材が必要になるため、別途費用がかかります。
Q4:相見積もりをとるべきですか?
A:はい。特に複層ガラス以上の修理は、相場感をつかむために2〜3社から見積もりを取るのがおすすめです。
まとめ
透明性と適正価格で業者を選ぶ
「ガラス修理 2〜6万円」といった広告は、実際には限られた条件下でしか成立しないケースがほとんどで、現実敵ではありません。
複層ガラスや防犯ガラスでは、場合によっては窓ごと交換が必要になることもあり、さらに2階以上や重量のある窓では追加の人件費が発生するため、相場を大きく超えることもあります。
大切なのは、
• 施工内容が明確であること
• 安全対策費や人件費など費用内訳がしっかり提示されていること
この2点を満たした業者を選ぶことが、「安い広告に惑わされないための最大のポイント」です。 安いから安心、とは限りません。 透明性のある適正価格で、信頼できる業者を選ぶことが失敗しないための第一歩です。
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