インターネット上の記事では「防犯ガラスはこれだけで安心」「工事費込み23,000円」「補助金で安くなる」などと紹介されています。
しかし実際に現場を知る立場からすれば、これらは誤解を招く表現ばかりです。
ここでは施工現場でのリアルな実態を基に、広告記事の内容を詳しく検証していきます。


23,000円で工事込みは全くの嘘

広告記事でよく見かける「防犯ガラス23,000円・工事費込み」という数字。
これは現場を知っていればあり得ない金額です。

・防犯ガラスは完全オーダー製品で、流通に必ずマージンが発生

・配送チャージ料金は小さいサイズでも1万〜1.5万円

・工事費込みで23,000円は現実的に不可能


「相見積もりすれば安くなる」は半分正解、半分危険

・「無料見積もり」と言って出張費を請求する業者が存在

・安く見せて契約後に追加費用を請求されるケースも

・比較するなら3社程度に絞り、費用発生の有無を確認することが必須です。


補助金は防犯ガラスに使えない

対象となるのは「断熱ガラス」「遮熱ガラス」「複層ガラスの内窓」など省エネ目的のものです。
防犯目的では補助金は利用できません


防犯ガラス=安心ではない

防犯ガラスは「時間を稼ぐガラス」にすぎません。プロの侵入犯は焼き破りで侵入可能です。
安心を得るには、以下のような複合対策が不可欠です。

防犯ガラス+補助錠

防犯ガラス+面格子

防犯ガラス+防犯カメラ

 

💡実際には、防犯ガラス単体よりも「組み合わせ」が効果的です。
防犯複層ガラス+カメラ+クレセントの最強システム をご覧いただくと、具体的な組み合わせ例がわかります。

💡最近ではオンラインでできる防犯対策も注目されています。
訪問なしでできるリモート防犯サポート も、あわせてチェックしてみてください。


防音・断熱性能も広告ほどではない

実際に線路沿いで施工した際も、普通のガラスとの差はほとんど体感できませんでした。
音や熱はサッシの隙間からも伝わるため、防音・断熱性能を高めたい場合はサッシや複層窓とセットで検討する必要があります。


CPマークがあっても安心ではない

大切なのはマークの有無ではなく、複合対策です。


一括見積もりサイト・比較サイトのカラクリ

広告費を払えば誰でも1位になれる

施工会社ではなく中間業者が掲載されている

会社名が無断で使われていることも


工賃1万円は現実離れ

施工後の自然破損や保証を考えると、工賃1万円で責任施工は不可能です。

ネットに出ている「工事費1万円〜」などの表記は、ほとんどが誤解を招く広告です。
ガラス修理相場の嘘に注意! の記事でも詳しく解説しています。


すべての住宅で取り付け可能ではない

2000年以前の防火地域の建物では、サッシ規格上取り付けできないケースがあります。


本当に安心できる業者選び

・比較サイト経由やコールセンター受付は中間業者の可能性大

・「自社施工」をうたいながら下請けに流す会社も存在

・施工事例の数と質を確認することが最重要


まとめ

広告記事で語られる「安さ」「安心」「補助金」は虚像です。
防犯ガラスは万能ではなく侵入を遅らせる一手段
安心を得るためには、以下の3つを守ることが何より大切です。

比較サイトに頼らない

地元で実績ある業者に直接依頼

複数の防犯対策を組み合わせる


防犯ガラスに関する本当のFAQ 15選

Q1. 防犯ガラスは本当に2万円台で施工できますか?

A. 非現実的です。配送チャージ料金だけで1万円以上かかるため、工事費込みで2万円台は不可能です。


Q2. 無料見積もりは本当に安心ですか?

A. 注意が必要です。出張費や手数料を請求される会社もあるため、事前確認が必須です。


Q3. 補助金を使えば防犯ガラスも安くできますか?

A. 補助金の対象は断熱・遮熱目的のガラスや内窓で、防犯ガラスは対象外です。


Q4. 防犯ガラスを入れれば絶対に空き巣に入られませんか?

A. いいえ。防犯ガラスは「時間を稼ぐ」役割であり、補助錠や防犯カメラとの併用が必要です。


Q5. 防音ガラスにすると静かになりますか?

A. 体感できる差は小さく、本格的な防音にはサッシとのセット導入が必要です。


Q6. 防犯性能マークが付いていれば安心ですか?

A. マークは最低限の基準に過ぎません。複合的な防犯対策が必須です。


Q7. 比較サイトで選べば安心ですか?

A. 広告収益目的の仕組みであり、必ずしも安心ではありません。


Q8. 防犯ガラスは割れにくいから安全ですか?

A. 飛散しにくいという意味で安全ですが、「侵入されない」安全性とは別物です。


Q9. 防犯ガラスはなぜ高いのですか?

A. 高機能化や施工条件によって費用が高騰しているためです。


Q10. 地元業者に依頼するのは本当に安いのですか?

A. はい。中間業者を介さず直接依頼することでコストを抑えられます。


Q11. 古い家でも防犯ガラスに交換できますか?

A. 防火地域や古いサッシでは収まらない場合があり、内窓設置が必要になることもあります。


Q12. 工賃1万円で施工できるって本当?

A. 不可能です。責任施工や保証を考えれば最低でも数万円規模が必要です。


Q13. 防犯ガラスは種類で選べば十分ですか?

A. いいえ。侵入手口によっては破られる可能性があり、複合対策が必要です。


Q14. 防犯ガラスは厚いほど安心ですか?

A. 厚みだけでは判断できません。性能とのバランスで選ぶことが重要です。


Q15. 防犯ガラスは補助金でお得に導入できますか?

A. 防犯目的では補助金は使えません。省エネ目的のガラスが対象です。