お掃除・お手入れがラクになる防汚ガラス

日常のガラスにまつわるお悩みとして常に上位に挙げられるのが「汚れ」。
窓ガラスの掃除をせずにしばらくそのままにしておくと、水滴模様やほこりが目立つようになりますよね。
汚れたガラスでは、窓ガラスの本来的機能である美観や透明性を損なってしまいます。

もしも窓ガラスが汚れにくく、拭き掃除を頻繁にしなくても綺麗さを保てるという機能を備えていたらいかがでしょうか?窓ガラスの掃除は内と外と両面しなければならないことなどから、面倒だと感じている人がとても多く、実際にこのような機能に対する顧客のニーズは根強く存在します。
そんなお悩みを解決してしまう「汚れに強いガラス」をご紹介します。

ガラスの汚れの原因

まず、ガラスが汚れてしまうのはなぜなのでしょうか?ガラスの内側の汚れは人の手垢や室内のほこり、タバコのヤニなどが主な原因です。一方ガラスの外側は、空気中に舞う砂や土埃、花粉などがガラスの表面に付着し、さらに排ガスなどの油分も合わさって一層頑固な汚れになったりします。

水垢も汚れの原因では?と思われるかもしれませんが、これには大きく二つの原因があり、ひとつは先に述べた空気中の埃や花粉が雨水に混ざり付着したものです。
もう一つは水道水でガラスの掃除をした際につくもので、水道水に含まれるミネラル分(カルシウムなど)が石灰化したものです。

汚れに強いガラス

汚れに強いガラスの性能を一言で説明すると「光触媒で汚れを自ら落とすガラス」です。
光触媒というのは、紫外線が当たると汚れを分解し、水がガラス面に当たった際に汚れを浮き上がらせて洗い流してくれる性能を持ちます(有機物分解機能・親水性機能といいます)。
その光触媒をガラスにコーティングすることで汚れに強いガラスが作られるわけです。

親水性機能によって、ガラス面に触れた水は水滴にならずに薄い膜になって広がります。
通常のガラスだと、水滴が残ることで汚れも一緒に残ってしまいますが、光触媒ガラスだとそのようなことがありません。
水滴が発生しないので、雨天時の窓の視界が良いのも特徴の一つです。

どのような場所に向いているか

光触媒ガラスの性能を活かすためには、昼間に太陽の光が入る窓で、雨水が直に当たる場所が適しています。お掃除がしにくい高所の窓ガラスとしてもおススメです。

最後に注意点を申し上げると、汚れに強いガラスとは言っても汚れを完全に防ぐわけではありません。
また過度に汚れが付着していると十分な効果が発揮できないので、適度にクリーニングをすることは必要です。
それでも普通のガラスに比べればお手入れにかかる負担は圧倒的に軽減されるので、窓ガラスのお掃除でお悩みの方は一度ご検討してみてはいかがでしょうか。